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終わりのセラフ

第2章 鬼呪装備



金髪の男の子の側にいるのは居心地がよかった。

ずっとそこにいたいと思った。


でも、あるとき、金髪の男の子は変わった。

恐くなった。



そして、「きみは僕のことを見捨てたんだから僕もきみのこと捨てていいよね」と言った。





私は、捨てないでと泣きしがみついた。



親から捨てられた記憶ははっきりとあったわけじゃないけど、やっぱり捨てられる怖さはどこかに染み付いてて、忘れられるものじゃなかった。

きっと私は優が帝鬼軍に入ると言ったときも捨てられると思ったのだろう。







このことを鬼は知っていたのだ。


きっと私は鬼に食われる。

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