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終わりのセラフ

第2章 鬼呪装備



夢を見ているのか、私はお父さんのもとにいた。
顔を覚えているわけじゃないけど、お父さんだと分かった。


お母さんは?

私はお父さんに聞いた。
お父さんは何も答えない。



耳をすますと鼻をすする音が聞こえる。
音が聞こえる方へ近付くとお母さんがいた。

いつもと様子が違う気がする。

泣いている。

そして、何か言っている。





「産まなきゃよかった。産まなきゃよかった」と。





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