第37章 6/6Birthday(番外編)

「だ、って…ユウが触っ…」

「俺が触ったらどこでも感じんのかよ？」


　濡れていく下着に、何度も指で刺激していればはっきりとわかってくる秘部の形。
　滑りの良い下着の生地の上で、指の腹をゆるゆると上下に擦り付ける。


「ちゃんと感じる場所があるだろ。…こことか」

「ん…っ」


　陰核辺りを手探りに押せば雪の口から上擦った声が上がった。
　どうやら場所は合ってたらしいが、服で隠れたそこはどうにもわかり難い。
　責め易くするためにも下着の中に手を滑り込ませれば、今度ははっきりと雪の体がビクついた。


「ぁ、ふあ…ッ」


　既にぬる付いてる秘部の蜜を塗り付けるように、陰核を刺激する。


「や、そこ…ッ」

「なんだ、こっちも弄って欲しい？」

「違…ッ」


　濡れそぼった秘部の入口付近をなぞるように指先で一周させれば、雪の体は反応を示すように震える。
　そんな反応してんのに、何が違うんだよ。
　…じゃあ触らねぇからな。

　代わりに密着を増すように雪の腰を押さえ付ければ、その感触で気付いたのか。驚いて顔を離した雪と目が合った。


「な、んか…当たってる、んですけど…っ」


　当ててんだよ、わざと。

　既に反応している俺自身を、布越しに雪の秘部に押し付ける。
　腰を押さえて下から押し上げるように刺激してやれば、はっきりと雪は反応を示した。
　やっぱ敏感だよな、実際挿れてもねぇのに。


「は…っそれ、…あぅ…っ」


　挿れてはないが、それと同じ感覚で腰を抱いたまま下から突き上げる。
　何度もそうやって密着した秘部を下着越しに刺激してやれば、雪の口からはもどかしそうな吐息が響いた。

　肩に顔を押し付ける雪の顔は見えないが、刺激が物足りないんだろう。
　その声でなんとなく理解できた。

　…つーかそんな切なそうな声出すな。
　色々理性がトびそうになる。