My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
「そんな、舐めたら…服、濡れちゃ…っ」
…服の心配かよ。
刺激より服の良し悪しに雪の意識が向いてることがなんとなく気に入らなくて、柔らかく吸っていた頂に軽く歯を立てる。
「ふぁっ? あ、ゃ…それッ」
コリコリと軽く刺激すれば、目の前の体が小刻みに震えた。
…その嫌は嫌じゃねぇだろ。
気持ちいい癖に、嫌々ばっか言いやがって。
「嫌だって言う割には、すげぇやらしい様になってるけど」
口を離して改めて見れば、唾液で濡れた薄い布生地はしっかりと透けていた。
隠れていたはずの胸の先の形と色を、俺の目に映し出す。
…なんか…見た目がかなりエロい。
「それは…っユウが舐めるからでしょ…ッ!?」
「ああ、舐めんのよりこっちがいいのか」
「違…っ」
濡れた服の上から、再度胸の頂を指で挟んで強く擦る。
ひく、と体を震わせながら嫌々とガキみたいに首を振る雪の目は、行動は幼稚なのに幼さなんてなく、寧ろ誘うようにじんわりと濡れていた。
…んな顔して説得力ねぇっての。
「雪。俺の膝、跨げ」
「…へ?」
「足を開いて跨いでみせろってんだよ。ほら」
「な…っなんで、そんなことしなきゃ…ッ」
「そっちの方がやり易い」
「やり易いって何…ッ」
「言わせんのかよ」
別に言ってもいいけど。
そう耳元に口を寄せて囁けば、忽ち雪はその口を閉ざした。
その間にも、スカートから覗く太腿を撫でて催促する。
「跨げって言ってるだけだろ。プレゼントなんだから言うこと聞け」
「っ…なんか…ユウ、意地悪…な気がする…」
ぎこちなく足を開いて、俺の膝の上を跨いで座る雪の腰に手を添える。
「前は…優しかったのに…」
「今も優しくしてんだろ」
「手首縛っといてっ?」
「だってお前プレゼントだし」
「なんでもそこに結論付ければいいと思ってない!?」
思ってねぇよ。
……多分。