My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
✣
膝にその軽い体を乗っけたまま、雪の咥内を舌で犯す。
柔らかく温かい粘膜の内側を感じながら、同時に背中のファスナーを全部下ろした。
…これどうやって着たんだ、一人じゃ着れねぇだろ。
多分リナ辺りだろうな。
「この服、前にリナと街に行った時に買ったのか」
「っ…ん、ラビが選んでくれて……ぁ」
口を解放して問いかけながら、全部は脱がさず肩や鎖骨だけ露わになるように服を肌蹴させる。
同時に下着のホックを外すと、緩んだ紐を引っ張ってずらし上げた。
服は中途半端に引っ掛けたままだから、下着から覗くその胸は見えない。
…ただ、
「なんだかんだ感じてんじゃねぇか。服の上からでも形がわかる」
「ッ…!」
その薄い服だとピンと立つ胸の頂の形もよくわかった。
馬鹿兎ってとこが気に喰わねぇが、あいつにしては使える服を選んだな。
「まだそんな触ってねぇだろ。…やらしい体してんな」
「ぁっ…や、そんなんじゃ…っ」
服の上から先端を指先で挟んで擦り上げれば、間近にある雪の顔に朱色が差す。
「っ…それ、服が擦れ、る…ッ」
「それが?」
軽く引っ張りながら硬くなっていく頂をぴんと弾けば、ますます主張したそれが小さくとも薄い布生地を押し上げる。
見た目は清楚な恰好してんのに、半ば肌蹴て上気した顔で浅く息衝く雪は、そのギャップに妖艶なものを感じた。
ゾクリと体が一瞬震える。
「擦れた方が気持ちいいんじゃねぇの。こうやって──」
「あ…ッ」
顔を胸に寄せて、薄い服の上から主張する頂を口に含む。
舌で縁取るように周りを舐めながら吸い上げてやれば、くしゃりと俺の頭を抱くように腕が絡みついた。
それでも構わず目の前の見えない胸にしゃぶり付く。
胸は見えていないのに、咥内で伝わるその形や硬さは俺の体の芯を疼かせた。