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My important place【D.Gray-man】

第45章 10/31Halloween(番外編)












「───っ…ひ、ぁッ」



蜜が滴る果実を、しゃぶり尽くすような濡れた音。
合間に混じる高い嬌声。



「ユゥ…ッ」

「イキそうか?」

「ん、んっうん…ッ」



切なげに名を呼べば、優しい声で尋ねられる。
快楽へと導く誘いの声のようにも聴こえた。

壁に背を押し当てたまま、なんとかバランスを保って立つ二つの生脚が心許なく震える。
その脚の付け根には、身を屈めた神田が顔を寄せていた。
短いワンピース丈のセーター一枚では、易々と攻めの手を許してしまう。
無防備に何も身に付けていない雪の秘部に顔を埋めて、遠慮なく吸い付き舌を蜜に絡めた。



「我慢なんてするな、イケよ。ちゃんと味わって食ってやる」

「で、も…また、私だけ…ぁ、そこ…ッぁあ…!」



限界を迎えた雪の体が、喉を晒してびくりと反り返る。
じゅく、と音を立てて、神田の口が秘部から溢れる愛液を飲み込んだ。
やがて力を失った雪の脚は体を支えられず、ずるずると壁に背を付けたまま身を落としていく。
支えるように神田の腕が抱き止めれば、余韻に浸り高揚する雪の目と重なった。



「は、ぁ………熱…」

「これだけイケばな」



幾度も達した雪の体は、すっかり汗ばみ真珠のような汗粒を幾つも浮かばせていた。
細い顎を伝う汗を神田が舐め取れば、雪の口から熱い吐息が零れる。
そのまま力の抜けている体を抱き上げ、柔らかいシーツの上に運ぶ。
片膝をベッドに乗せて伸し掛かる神田に、弾力性のあるスプリングはもう悲鳴を上げなかった。



「…私、ばっかり…イかされてる、気がする…」

「甘ったるい体が誘ってくるからだ」



塩味のある汗粒でさえも、どこか甘ったるく感じてしまうのだから仕方がない。
蜜に誘われる蝶のように、止めようがないのだ。

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