• テキストサイズ

I'd love to

第1章 第一章


「それでどうした鶴。なんかあったのか?」

「いや…主。俺に悩み事が出来たんだ、聞いてくれるか?」

悩み事。それはこの鶴丸に最も似合わない言葉だと思っていたが、どうやら違ったらしい。

「いいぞ、聞いてやる」

「実はな主。今日来た蛍丸を見たときから心の臓がずっと騒いでいるんだ」

「う、、うん…」

それがてめぇに驚かされてる奴の心臓の状態だバカ野郎。心の中で鶴丸に毒を吐く。

「それで病かもしれぬと思って薬研に相談してみたんだ…そしたら薬研から『鶴の旦那、それは恋だぜ』って言われたんだ」

うん?なんだかさっき聞いた流れだぞ。

「早い話が、俺は蛍丸に恋をしているらしいんだ。なぁ主、俺はどうすればいい?」

審神者を続けてきてここまで答えづらいことは初めてだ。
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp