• テキストサイズ

I'd love to

第1章 第一章


「蛍丸よ、俺と手合わせをせぬか。鶴とは比べ物にならぬほど楽しませてやろう」

「おいおい、じいさんじゃあ腰を痛めるぜ?」

鶴丸の言葉を笑って受け流すが、心の中は今にも抜刀しそうであった。

両者のにらみ合いが続いていたその時、ようやく蛍丸が喋った。

「鶴丸さん、三日月さん。ごめんなさい。蛍今日は一期さんに本丸を案内してもらうんだ。」

予想外の答えに二人とも目を剥く。まさか自分達以外にも蛍丸を狙っていた人物がいたとは。

「それじゃあ、午後はどうだ。午後ならば案内も終わっているだろう?」

「ごめんなさい、先に山姥切さんから誘われてて…」

二連続で先を越されて、倒れそうになった鶴丸を五虎退が支えた。
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp