第1章 第一章
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「「「いただきます!」」」
蛍丸にとっては初めての朝ごはんの時間、三日月宗近はちゃっかり蛍丸の隣に座った。
「どうだ蛍丸、美味しいか?」
「うん、とってもおいしい! 蛍こんなに美味しいご飯久しぶりに食べた!」
自分が作った訳では無いが、蛍丸が笑っているがとても嬉しかった。
「おいおい、三日月。抜け駆けは無しだぜ。」
蛍丸の左側、先程までは五虎退が座っていたはずのそこに、いつの間にか鶴丸が座っていた。
去れ。目で指図をするが全く鶴丸は反応しない。どうやら俺の恋路を邪魔したいらしい。
「なぁ、蛍丸よ今日は俺と一緒に手合わせしないか?満足するぐらい驚きを与えるぜ」
ほぅ、鶴。俺の隣で堂々と口説くとはいい度胸だ