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I'd love to

第1章 第一章


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一期一振は自室の布団の中で眠れぬ夜を過ごしていた。

「どうして、どうして私が…」

恋をしたのだろう。その言葉が出る前にギュっと口を閉じる。

弟達がいる手前、この恋心を隠さねばならなかった。一期はいつまでも良い兄としていたかったからだ。

「それに、弟達には教育的によくないですしね」

そう自分に言い聞かせるが、静まる心とは対照的に自分の雄だけが熱くなっていく。

このままでは眠れぬ。そう確信すると周りに誰も居ないのを確認してから熱く反りたつ自分の雄を下着から出し、ゆっくりと手で弄ぶ。

本来なら忌むべき自慰ではあったが、ある者の事を思うと全く手は止まらなかった。

「蛍…丸殿」

最後に思い人の名を呼ぶと一期は果てた。
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