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その胸に抱くのは~BLEACH~

第7章 特別指南 1


試合で霊力をかなり使い過ぎてしまった私を藍染隊長は専用の浴室に運んだ。
一緒に入ろうと着物を剥ぎ取られて襦袢一枚にされてしまった。
薄い布地一枚の姿など男性の前に晒すのは初めてのこと。
恥ずかしくて顔をあげられない。


衣擦れの音にちらりと目を向けると、目の前で藍染隊長も同じく着物を脱ぎ、襦袢一枚羽織った姿になった。


み、見ちゃった!!
凄く綺麗だった……
着物を着ている時はわからなかった、しっかり付いた筋肉と広い胸板……
首筋から鎖骨のラインが色っぽい……
一瞬で目に焼き付いた。


再び抱き上げられ、浴室に入る。
檜木の良い香りがしている。
二人で湯船につかるけど、さっき目に焼き付いた藍染隊長の身体を意識してしまって目のやり場に困る。
しかも後ろから抱き締められているけど、お互いに薄い襦袢だけの格好……
羞恥で頭にどんどん血が上る。
もう無心でやり過ごそう。


思考を完全に止めて、暖かいお湯にだけ集中した。
すると疲れから段々睡魔が襲い始めた。
ゆるゆると身体から力が抜けていく。

あぁ、気持ちいい……

とろりと瞼を閉じた時だった。
うなじに藍染隊長の唇が触れた。
突然の事に「きゃっ……」と悲鳴をあげてしまった。
身を捩って逃げようとするがきつく抱き締められて身動きが取れない。

そうする間にどんどんうなじに降る口づけ。
ぬるりと這わされる舌が翻弄する。

「やっ……あんっ……」

耳朶を甘噛されるとゾクゾクと背筋を這い上る快感に身体が跳ねる。


「感じてる?可愛いよ。」

甘い囁きに抵抗出来なくなる。

「のぼせてしまいそうだ。」


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