第5章 四番隊のお仕事2
耳朶を甘噛されて舌を差し込まれ嫐られる。
「やぁっあっあぁー」
ビクビクと身体か震える。
いやいや、と顔を振ろうとしても顎を取られて動かせない。
「薬だけのせいじゃないな、感じやすい身体なのか?くくっ……。おまえ、可愛いな……」
低い声が甘く、甘く囁く。
うなじに触れた唇が強く吸い付き微かな痛みが走る。
「あんっ……」
「少し痛いのもいいのか?ますます俺好みだ。」
そんな愛しそうな目で見られたら、もっと溶けてしまう……
耳殻に舌を這わされてわざとぴちゃぴちゃといやらしい音を聞かされる。
媚薬で敏感になりすぎた身体がビクビクと跳ねるのを止められない。
(恥ずかしい、恥ずかしいっ)
顔を真っ赤に染めて喘ぐ優姫の口に阿近は人差し指と中指を突っ込んだ。
舌を弄び歯列をたどり、上顎を指の腹で撫でる。
「んぐっ……ふぇ……あっ」
二本の指で口腔内を犯される。
ぐちゅぐちゅと掻き回される。
「舐めて、舌を絡めろよ。」
「んっ……んぐっ」
「そうだ、上手だ。良い子だな。」
優しくおでこに口づけが落ちる。
繊細な仕草で髪を梳かれる。
時々悪戯に耳を掠めるのがゾクゾクする。
息苦しさと快感で頭が真っ白になりかけた時、阿近の唇が鎖骨に触れて、舌でねっとりと舐めあげられた。
「ふぁっ……んっんんーーー!」
優姫の反応に目を細めながら阿近は優姫の死魄装の胸元を空いている手で引っ張り寛げる。
緩められた胸元に優姫の口から引き抜いた手を忍びこませた。
「やぁっ……」
びくりと優姫の身体が跳ねた。