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その胸に抱くのは~BLEACH~

第3章 覚醒


生徒達の呻き声に意識がはっきりする。
考えるよりも早く体が動いた。
怪我をした生徒のそばへ行くと、優姫はその力を解放した。

「清めよ、翠光 !! 」

鞘から抜いた優姫の浅打が変化する。
刀身は水晶のように無色透明になり、柄には緑玉が現れる。
緑玉から刀身へ淡い翠の光が輝きだす。
光は徐々に強くなり、光の球体に変わり優姫と数名の生徒を飲み込み始める。


「あれは、斬魄刀の始解 !? 」


咄嗟に駆け寄ろうとする卯ノ花を藍染が制して自らが光の中に身を投じた。
なぜ突然優姫の斬魄刀が始解したのかは解らないが、その能力がどんなものか解らない今は回復治癒の中心の自分が動くのは不味い。
だからこそ藍染隊長が自ら確認の為に動いたのだろう。


「とりあえず、他の者は各自で怪我人の治癒に当たりなさい。特に重傷者は私が治癒に当たる。」


優姫のことは知らない子ではない分気になるが、今は藍染隊長に任せるしかないだろう。
あの光の中で、何が起こっているのだろうか?


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