第8章 特別指南 2
六日目
昨日は一日中寝て過ごした。
下半身が言うことをきかず歩くのもヨロヨロしたり、激しい抽送を繰り返された所はずっと何かが挟まっているような違和感と疼痛が治らなかった。
藍染隊長は猛省していたが、夜はしっかり同じ布団で抱き締められた。
ついでに覚悟しておくようにと言う言葉を違えず、昨夜も挿入しないまでもたっぷり身体を弄られて啼かされた。
反省してるのかな……ホントにもう。
いつもの書庫に籠って作業を進める。
今日は藍染隊長は外へ出ているから夕方まで帰らない。
書庫の整理も今日で終わりそうだ。
影柘榴の事も糸口を掴めたし、予定より早く四番隊に戻ることになるかもしれない。
淋しい気持ちが込み上げるが、いつまでもあの腕の中にいて甘やかされてはダメになる気がする。
影柘榴の事と同じ。
藍染隊長の事も自分の気持ちとしっかり向き合わなくては。
流されていて良いわけがない。
痛む胸を押さえて涙を堪える。
「やぁ、作業はどうかな?」
夕方まで帰らないと思っていた藍染隊長が昼過ぎに書庫に顔を出して驚かされた。
「っ……今日は夕方まで戻らないかと思いました。丁度良かったです。もう作業も終わる所でした。」
にっこり笑って答えると少し驚いた顔をされた。
「すごいな。優姫は優秀だね。」
「ご指南頂いて勉強になりました。予定より早いですが今夜にも四番隊に戻ろうと思うのですが。」
そう告げた瞬間、藍染隊長の目がスッと鋭くなる。