第8章 特別指南 2
布団に寝かせた優姫は申し訳なさそうにしているが、藍染はすこぶる機嫌が良かった。
今まで性交渉など藍染には全く意味などなかった。
性的な欲求を吐き出すために何度か行為に及んだりしたことはあったが、身体に一時的な快楽をもたらすだけのものだった。
しかし、昨夜と早朝の優姫との行為は全く違うものだった。
想像を越える快感に夢中にさせられた。
その白く美しい裸体を見ただけで我を忘れるほど興奮した。
組み敷いた身体をくねらせて快感に悶える姿は忘れられない。
貫いた肉棒を包む秘裂は熱く潤み絡み付いて、獣のように激しく抱いた。
初めての興奮と快楽だった。
身体を繋げて更に藍染は優姫に夢中になった。
自制心がどんどん崩されていく。
情事の痕跡を洗い流す時もたまらず白い肢体を弄りまわし、危うく浴室でも反応した欲望を注ぎそうになった。
優姫はこうして身体を繋げてしまったことを少し悔いているようだった。
彼女は長年の孤独な生活から自分が求められることに慣れていない。
寂しさに耐えられず、流されるように抱かれたことを悔いている。
寂しさにつけ込んで抱いたことは間違いないので、彼女にそう告げた。
それでもかまわない。
気持ちを手に入れるのはまだ待つとも。
どうしていいのかわからない、と涙を滲ませる優姫が愛おしい。
たっぷり甘やかせてやりたい。
支配欲とも違う温かな気持ちが芽生えているのを確かに感じる。