第8章 特別指南 2
耳から首筋、鎖骨へ唇が降りてくる。
着物の胸元へ手を滑らせて藍染隊長が目を合わせてくる。
「このまま抱く。」
否定を許さない声と瞳に、何も言えず黙って目を閉じた。
着物の袷を開く衣擦れの音がやけに大きく聞こえる。
ドキドキする心臓の音が藍染隊長に聞こえてしまいそう……
胸にひんやりとした空気が触れる。
膨らみをやわやわと揉まれる。
「んっ……藍染、隊長……」
「惣右介だ。」
「え……?」
目を開けて藍染隊長を見ると、妖艶な笑顔でゆっくりと胸の頂きに唇を寄せるところだった。
「惣右介だ。隊長なんて無粋な呼び方、こんな時にしないでくれ。」
見せつける様に乳輪を舐める。
「やっ……んっ……」
ぬるりとした舌から与えられる快感に身体が跳ねる。
そのままぴちゃぴちゃとわざと音を聞かせるように乳房や乳輪を舐め続ける。
「あっあんっ……そ、惣右介さ、ひゃんっ」
いきなりきゅっと乳首を噛まれて背中がしなる。
「いい子だ。もっと呼んで……」
左の乳房は手で揉みしだかれ、右の乳首は甘噛みと舌でなぞられる。
「あっあっ……惣右介んっ……胸、やっ……いっちゃ……」
「相変わらず、感じやすい……可愛いな、一度イかせてあげるよ。」
揉んでいた手の指で乳首を弾き、強く摘まみながら扱き上げる。
どんどん固くなる乳首を引っ張るように扱かれて、たまらず嬌声をあげる。
「あっ…あぁぁ、やっんぅっ…んっ……あぁぁぁーー」
容易く絶頂を迎えて身体を痙攣させる。