第7章 心の高鳴り
「…………誰もいないな…。」
今ちょうど保健室についたところだが誰もいない。
でも何とかしなくては。
俺は優里ちゃんをベットへ寝かせ
とにかく様子見として
ベットのすぐそばにある椅子に座った。
星野「おねが…………い…やめて………。」
「優里ちゃん……。」
どうやら嫌な夢を見てるようだった。
苦しそうだな…。
俺にできるのとはないのか?
「………い…づき…………さん……たすけ…て……。」
「!?!?」
俺はびっくりして反射的に立ってしまった。
…いま俺の名前読んでたよね?
そして何故か俺の心臓がドキドキ言っていた。
「…………。」
俺は優里ちゃんの手を掴んで優しく両手で包み込んだ。
今俺にやってあげられることは
優里ちゃんのそばにいることだ。
だから……
「安心してほしい………。」
そして次第に優里ちゃんは落ち着き
安心したかのように眠りについた。