第8章 8章
黒尾side
そして5月3日、俺達が東京についた日に
研磨がなぜか迷子になったって言うから
探しに行こうと思って
研磨から送られてきた場所に行こうとしたら
前を歩いてる青葉城西高校のジャージを着た
ピンクブラウンの髪を巻いてる子を見つけた
おいおい、これ俺ほんとに会っちゃったんじゃねーの?
だって、そうそうピンクブラウンの髪してるやつなんていなくねーか
しかも青葉城西高校
おまけにVBCって背中に書いてあるし
はいこれビンゴ
って思った俺は話しかけた
振り向いた顔も写真で見た顔に似てたから
目の前にいる子は完全に神咲奈々ちゃんなのだろう
けど俺はあえて知ってることを隠して
全く知らない体で話すことにした
俺さ、もし奈々ちゃんに会えたら
絶対やりたいことあんだよねw
だからそのためには木兎と赤葦と
知り合いだってことは伏せとかなきゃね
まぁ何をしたいのかは、お楽しみってことで
それよりさ、奈々ちゃんが写真で見るより
可愛すぎるんだけど!!
本物は色も白いし目が綺麗なんてもんじゃない
マジでほんとに可愛い
こんなこと幼なじみとか
木兎も赤葦もうらやましーな、このやろ