第6章 6章
1時から授業が始まるので
1時に到着が目標
前、溝口さんと
ぶつかった角を用心しながら曲がった
今日は誰もいなくて安心した
さすがに二回もぶつかりたくはないし
そういえばさっき徹先輩から
及[奈々ちゃん!
休みは絶対ダメだよ!!]
って連絡来てたから
昨日の流れで
[わたしのお母さんかよ
大丈夫、今から行くよ]
って返しといた
そして誰に会うこともなく学校に到着
しかし玄関は既に空いていて
玄関の前には人影
花「よぉ、お前もまた遅刻?」
え!貴大先輩じゃん!
『貴大先輩って真面目に学校行かないの?
もう3年でしょ?』
花「俺は、いーの
てか会って一声目がそれかよ」
だって気になったから
さすがのわたしだって
3年になったら真面目に通うよ、たぶん
ていうか
いまロッカーの前に貴大先輩と来たけど
正直ここ開けるの怖いな
いくら昔強かったのわたしといえども
いじめられたことは無い
でも意を決してロッカーをあけた
……なにもされてない