第6章 6章
赤「違いますよ木兎さん
部屋の荷物だいぶなくなってますし
きっと引越しです」
木「ひっこし!?
そうか、ひっこしかー
って、おまえどこいくんだよ!?」
なんでこうバレるタイミング悪いの?
せめて明日うちに来てくれたら
もうわたしいなかったのに
でも嘘ついても
わたしのお母さんとお父さんは
ここに残るわけだから
いずれバレる
『宮城だよ
高校も宮城の学校に通うつもり』
そういうと
光太郎は私の肩をつかみ思いっきり
ゆすってきた
木「おい、なんでだよ!
せっかく前みたいに戻れたんだから
遠くに行く意味無いだろ!!」
……いたい
光太郎自分の力がどれだけ強いか
わかってんのかな?
赤「木兎さん、痛がってるんで
やめてあげてください」
さすが京治だね
赤「でも、奈々なんで宮城なんていくの?
俺もそこは知りたい」
2人にこれ以上迷惑かけたくないなんて言えなくて
『んー、社会見学かな?
東京以外のところにも住んでみたいし!
大学になったら帰ってくるから
三年くらい待っててよ!!』
そう言ってごまかしちゃった
京治は何かいいたそうにしてたけど
『わたし今日は荷造りとか忙しいんだよね
だから暇なら手伝って?』
あれ、ほんとは帰ってっていおうと思ったのに
なんか別れるのが寂しくて
手伝ってって言ってしまった