第6章 6章
久しぶりに3人での帰り道
流石に気まずかった
……と思うじゃん?
でもうちにはとにかく明るい
木兎光太郎がいるから
そんなこともなく
木「へいへいへーい!
3人で帰るの久しぶりすぎて
テンションあがるぜ!
このままなんかしようぜ!
奈々ん家いっていい?」
こういう時には本当にありがたい
うちか…
中学にあがってから人を呼んだことなかったな
でもまぁいいや
もうここまできたらどうとでもなれ!
『いいよ、ちょっと汚いけど』
木「そんなの気にする仲じゃないだろ?」
そういい笑顔を見せる木兎は
なんかほんとに眩しかった
木「あーーー!やばい、赤葦!!!
俺あした提出の宿題あるんだった!!」
赤「なんでそれを俺に言うんですか」
木「奈々の家に持ってくからーー」
赤「嫌です」
ねぇ、光太郎の方が年上だよね?
でもまぁそんなの昔からで
京治のほうが大人っぽかった
変わってない2人に安心した
けどさ、2人は変わってしまったわたしを
どう思ってるんだろう
木「あーーーかーーーし!!」
赤「あーもう分かりました
今回だけですよ、早くとってきてください」
木「わかった!」
そういい光太郎は自分の家に宿題を取りに行った
わたしの家から光太郎の家と京治の家は
どちらの家に行くとしても歩いて3分
光太郎は走ってたしきっと
往復3分くらいで戻ってくるでしょ
赤「じゃあ先に家行こっか」