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大好きなんやで…2

第3章 謙也


「よっ!侑士!言われた通り来ったで!」
こいつは、ほんまに行動早すぎるやろ…。
「謙也、来るの早すぎるとか思わんのか?この前電話したばっかやろ?」
「浪速のスピードスターを舐められたら困るわ。」
「はい、はいあいちゃんもう少ししたら来るから待っといてくれんか?」
「おっ、侑士の彼女のあいちゃんか!待っとくに決まっとるやろ!」
"ピンポーン"
「来たみたいやからそこのソファででも座っといてくれ。」
「楽しみにしとるからな!」

はぁ、謙也は陽気に鼻歌なんか歌っとるし変にあいちゃん緊張したりせんかなぁ…。

"ガチャ"

「よう来たな。」
「おはよう。侑士くん!謙也くんはもう来てるの?」
「あいつ、朝一でこっち来たからな~。ほんま来るの早すぎやで。」
「謙也くんは行動が早いんだね(笑)」
「ほんまやで…。ほんま困るやつやわ~。」
「おい!侑士。全部話し聞こえとるで。」
「謙也…。あっちで待っとけ言うたやろ。」
「お前の言うことなんか聞きたくないわ!アホ!」
「はじめまして、謙也くん。話は、侑士くんから聞いてます。」
あいちゃんは謙也なんかに丁寧に頭を下げた。
「はじめまして、えーっと、あいちゃん。俺も、侑士から話聞いとるで。そない、固くならんとよろしく。」
「こちらこそ。」
あいちゃんは謙也にはもったいないくらいの笑顔で言った。
ほんまにこの子はえぇ子やわ~。
「あいちゃんも謙也もとりあえず、玄関じゃなしにリビング行こか。俺が、丁寧にお茶いれたるわ。」
「侑士がいれたお茶なんかいややわ!」
「じゃあ、お前は飲まんでえぇ。俺の分とあいちゃんのだけいれるからお前は、カルキたっぷりの水道水でも飲んどけ!」
「おっ!なんで、いっつもお前はそんなに喧嘩腰やねん!ほんま頭くるわ。」
「あー。二人とも喧嘩しないで!私が侑士くんのも謙也くんのもお茶いれるから。侑士くん、台所借りるけど大丈夫?」
「俺は、えぇけど。」
「じゃあ、二人は座ってて。」
そう言うと、あいちゃんは台所に行って準備にかかった。
ほんま、謙也とおったら喧嘩してまうけどあいちゃんはこんなんで楽しいんか?
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