第2章 報告
「侑士くん!!!おはよ!」
後ろから元気いっぱいの声がするなぁ。
「うん。おはよ。」
あいちゃんは今日もニコニコしながら俺のとこに来てくれた。
「元気だしなよ~。眠そうだよ!」
「いや、別に眠くないで。あぁ、そうや謙也に昨日あいちゃんのこと話したらまた、こっち来る言うとったわ。」
「ほんと?侑士くんの従兄弟こっちに来てくれるんだ~。楽しみ♪」
「謙也は意味わからんほどせっかちやから、今週中にも来そうやでな。覚悟しといてな。」
「そんなに、せっかちなの(笑)私も、早く会いたいからいいけど♪」
そんな、楽しそうにしとったら俺もなんか謙也がくるの楽しみになってくるわ。
ほんまにあいちゃんはええ子や。
謙也にあいちゃん会わすの緊張するな。なんでなんやろ…。
"プルル"
「あっ、メールや。ちょう待ってなって、謙也ないか。
…マジか。あいちゃん、あいつ明日こっち来るらしいわ。」
「早すぎるね(笑)私も楽しみにするね!」
明日来るとか、あいつはほんまにせっかちすぎるわ…。
でも、あいちゃんが楽しみにしてるからええかな。