第3章 謙也
「お前の彼女えぇ子やんか。お前には、もったいないやろ。」
「だから、言うたやろ?」
「なんや…。羨ましいわ…。侑士の分際で!」
「俺やってかわええ彼女くらい作るわ!」
「侑士におってなんで俺にはおらへんねん!俺のが侑士より100万倍かっこええやろ!」
「昔から俺のほうがモテとったからなぁ~。」
「俺のがモテとったわ!」
「嘘言うなや。小学校のときにクラスの可愛い子に"謙也くんって足早いけどめっちゃヘタレやね"って言われとったやん。」
「アホ!そんなこと言われてないわ!」
「はーい。喧嘩しないの~。お茶入れましたよ~。」
そう言いながらあいちゃんがお茶を持ってきてくれた。