第26章 映画
遊真「そういえば、小南先輩は誰に教わったんだ?
レイジさんは
スナイパー以外が恵土
スナイパーを東さん。
とりまる先輩はレイジさん。
迅さんは恵土と最上さん。
そう言えば聴いてなかったよな?」
小南「あ~。恵土よ。
あぁいう間も与えずに切り裂く戦い方だって
恵土から教わったわけだし。
コツはというと…(人差し指を上へ向ける)
『感覚を研ぎ澄ませろ。
己の一部と化せ。
さすれば、その攻撃は誰にも追いつけはしない。
全てを貫き、切り裂く得物(えもの)と化す。
だから…
どのような防御にも壁にも臆するな。
妨害するものも全て、丸ごとぶった切れ』
…って、真剣な表情をしながら
弧月の刀身全体が見えるように向けられて言われてね。
ね?恵土」
恵土「そうだったな。懐かしい(微笑)
あの頃のお前は
ちょこちょこ私の後ろをついては回ってたっけなあ^^
今や一人暮らしできる家も持ってる。
あの頃が嘘みたいだな(微笑」
腕組みしながら懐かしむように目を瞑って微笑み
二度頷く恵土…
遊真「ほおほお」
小南「ちょっと!//
そういうことばらさないでよ!!」
恵土「「私が絶対に当ててみせるんだ!!」って言ってたじゃん。
未だに誰も叶えられちゃいないけど
あの大規模侵攻時の不意打ちを除いて」
『…許すまじ(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
恵土「ん?(きょとん」
その言葉に、思わず怒りをあらわにする皆だったが…
理解していない恵土であった…;
恵土「そういや、栞についても同じことが言えるな」
小南「そうね。
オペレーター自体、恵土が考案したものだし
チーム構成についても同様だったわけだし…
今考えてみれば、ほぼ全員が弟子みたいなものよね…(遠い眼」
恵土「っていうかさ…
今思ったんだけど
早い話、私が小さくなって菌をやっつければいいんじゃない?
肺結核菌をさ」
そう呟かれた言葉に、一同は気付いた…