第26章 映画
秀次「おい…
こいつは、いつまで生きられる?」
ヴォルフ『…長くて、5日程度だ』
『!!!』
太刀川「っ…」
がしっ!
だぁん!!
その直後、険しい顔をし
恵土の首を掴んで、壁へ押し付けた…
恵土「っ」
太刀川「何で黙ってた!!??
あの時、生きたいって言ってただろうが!!
死にたいってなってたお前が…
笑ってそう言ってただろうが!!!
ふざけんな!!!!」
恵土「………ない(ぼそ」
風間「?」
恵土「い(逝)きたくない」
太刀川「お前っ!
この期に及んで生きたくないとか関係n
恵土「死にたくない…;(涙」
『え』
初めて聞いたその言葉に、固まる中…
思わず、その首を掴んでいた手を太刀川は離し…
恵土は自然と壁を背に崩れ落ちながら、続けて言った…
恵土「もっと、皆と一緒に生きたい…っ;」
ヴォルフ『…
言っていたはずだ。タイムリミットがあると。
その期間までしか、トリオンを維持させることはできないと…』
陽介「そうだ!今からでもやればいいだろ!!」
恵土「バカヤロウ!;
ってかお前ら学生だろうが!学校行け!!;」
黒江「トリオンを送れば治せるってこと?」
『!』
陽介「そうだ!
こいつにとっては
どんなトリオンだって自分のトリオンに置き換えて」
恵土「できるけれど、制御できるか?ヴォルフ」
ヴォルフ『やる価値はあるが、五分五分だぞ。
今から一体化しても間に合うかどうか』
太刀川「その間にトリオン絶やさなきゃいいんだろ!?
安心しろ!俺のトリオン全部くれてやる!」
ヴォルフ『それで足りたら、このような大事にはならん』
そんな時、通信が入った…
城戸司令から命令を受けた…
城戸『話は解っているな?』
恵土「はい。でも、明日まで待って下さい。
それではっきりするので。
明日までに治らなかったら
23歳の時に遠征に行かなくていいと、気を使わせてもらった恩を返すため
ブラックトリガーにでもなります。
といっても、皆は怒るでしょうけれど^^;」
城戸『…無茶はするな。
ボーダーをやめて、療養に専念するだけでいい。
それが、今のお前の責務だと思え。
1日と言わず、3日やる。解ったな?』
恵土「…はい」
ぎゃいぎゃい盛り上がる中
そんな人達をよそに、恵土は風間と話をしにいった…