第15章 創痍(そうい)
あの轟音の後…
ピッ…ピッ…ピッ…
弱々しくも、辛うじて脈が戻った…
遊真「ふぃ~(ぷしゅ~)
じゃ、後は任せた(左手を振る」
あまりもの電撃に、髪型がアフロになりながらも
すぐ傍の人に電極を返し
何事もなかったように立ち去っていく…
その中、我に返った医師が尋ねた…
医師「君!一体、何者だ?」
遊真「いとこで、結婚相手です(キラン」
そう言いながら、一人の男が立ち去る中
現場の人たちは当初、唖然としていたが
慌ただしくも、再び処置に追われることとなった…
それから後…
ICUで様子見をするとのこととなった…
遊真「今夜が山らしいが、何とか乗り切ったらしいぞ」
三輪「…そうか…
だが、何でそんな髪型なんだ?;」
遊真「気が付いたらこうなってた」
アフロ&マッ黒焦げ;
その後、手術室の扉が開き
三輪「手術は!?」
医師「成功しました」
遊真「バッチシだなb」
医師「ええ。
ありがとうございます(お辞儀)
ですが…
最初に殺菌してからでないと衛生面が;」
遊真「?やらないとまずかったのか?」
医師「はい;」
遊真「ん~。
今からでも殺菌するか。消毒とかで」
医師「いえ、我々でやります。
今日はもう遅いので、泊まっていきますか?」
三輪「…はい。意識はいつ」
医師「…解りません。
ですが、最善の手は尽くします」
三輪「…よろしくお願いします!(お辞儀」
遊真(珍しいな。頭を下げる所なんて初めて見た。
つまりを言うと…
それほど必死なんだろうな)
医師へ深々と頭を下げる秀次に対し
それを見ながら、そう考える遊真だった…
その頃、他の5人たちはと言うと?
(レイジは玉狛支部に手術は無事に終わったと伝えに行った)
『zzzzzz』
見事に眠っていたとか…;
そうして…
あっという間に、2週間もの時が過ぎた…
(10月27日AM0:13更新、356~363(8ページ))