第15章 創痍(そうい)
三輪「!」
その直後、恵土の姿が被さった…
「死んで、あの世で笑い合うためだ!!^^」
その顔が思い浮かびながら…(111ページ参照)
三輪「…本当に、血が繋がっているんだな」
遊真「血で性格は決まらないと思うぞ?
俺は、オサムやケイトほど面倒見の鬼じゃないしな」
三輪「…そうか…返す」
そう言いながら、あるものを投げつけた
遊真「!
…レプリカの…持ってくれてたのか」
三輪「…礼は言わんぞ」
遊真「言わなくてもいいぞ。
第一、俺たちは兄弟になるんだからな!義理の==b(キラン」
三輪「イラッ)やっぱり余計なお世話だ」
遊真「別にいいだろ?お兄さんになるんだから」
三輪「黙れ」
遊真「お兄さんって呼んだら黙るぞ?(にやぁ」
三輪「いい加減にしろ!」
遊真「ここは病院だぞ?」
三輪「っ~~~!!
いつか絶対に殺す」
遊真「恵土曰く
それは愛情表現らしいから気にしないようにするか」
三輪「どこが愛情表現だ!(いらいら」
結局は、秀次をからかう点においては
恵土と遊真は似た者同士であった…;
その後…
ピー…
無機質な機械音が鳴り響いた…
三輪「!」
遊真「?何の音だ?」
三輪「…心臓が止まったことを知らせる音だ。
脈打つようになっていれば、問題はない…だが…」
遊真「なるほど。このままじゃ死ぬってことか」
そう言いながら、手術室へ入っていき
電極を撃っている所を見て…
遊真(なるほど。
こうやって心臓を動かすのか。
でも確か、体重も乗せると強く脈打つと聴いたな)
それは心臓マッサージ;
それから…
5分後…何度やろうとも蘇らないことから
流石に諦めたかのように見えたが…
それに割り込む人が…
医師「君、何をして!」
遊真「危ないから下がっててくれない?」
医師「いっ!?;」
電極を差し出しながら尋ね、距離を取らせてから
全力で押し込んだ…
だあんっ!!!!
病院に鳴り響く轟音…
三輪「なんだ!?」
それに驚く人たちの中
それは、大きな変化をもたらした…