第14章 大規模侵攻
ミラ「例の女性が出てきました。どうしますか?」
ハイレイン「ついに、真打が登場か(にや)
予定通りだ。
別動隊を向かわせろ」
ミラ「はい!」
遠征艇の中で、そう話し合う二人…
しかし、それに気付くわけもなく…
恵土「これで南東地区のトリオン兵は、全て片付いた。
他の大部分も、残り50体も残ってないように感じるが
状況はどうなってる?」
鬼怒田「安心しろ!そのまま待機だ!
またトリオン兵が現れた時、頼りになるのはお前だけだ!!」
恵土「解りました。ここで待機してます。
また、一般人が危険な目に遭えば躊躇なく動きますので」
そういいながら
一般人の怪我を全て治すようにトリオンを送り込み
一般人を全て、無傷と化させていった…
鬼怒田「余計なトリオンを使うな!;」
根付「まあまあ。怪我人が減るのはいいことですよ」
鬼怒田「それはそうだが…;」
城戸「恵土」
恵土「?はい」
城戸「勝算はあるのか?
お前の第六感に聴きたい」
恵土「…解りません。
それでも、第六感を応用した
全てのエネルギーを吸収すると同時に、トリオンに置き換えることもできる。
負けるとすれば、生身で致命傷を受けた時のみです」
城戸「そうか…
なら、なぜトリオン体にならない?
同様にトリオン体も修復できるはずだが」
恵土「それは…
トリオンで構成されたトリオン体よりも
トリオンを多く扱うことができるからです。
トリオン体は、トリオンをもとに構成されている。
ならば、そのトリオンも攻撃や防御にまわした方がいい。
そう判断して、生身のままでやっています。
安心してください。
トリガーがなくても、同じように自在に扱えますから。
応用も含めれば200通りほど」
城戸「そうか…
ならいい。健闘を祈る」
恵土「はい!」
そうして、通信が切られた…
ちょうど、その時…
恵土「!!」
いきなりゲートが現れ、5つの人影が恵土を取り囲んだ…