第14章 大規模侵攻
三輪「!」
恵土「秀次のためにも、自分のためにも…
こんな自分を想ってくれている人たちのためにもさ…
だって…
皆でまた、一緒に笑い合いたいからさ^^」
三輪「驚)!」
その折
三輪「姉ちゃん!姉さん!」
『秀次^^』
姉がいなくなっても
いつだって駆けつけて受け入れてくれた…
怒りであろうが、憎しみであろうが、苦しみであろうが…
それごと優しく、包みいれてくれた…愛してくれた……
そんな二人は、とてもよく似ていた…
いつだって…
眩しく笑う所も、温かい所も…
優しく手を差し伸ばし、全てを受け入れてくれるところを…
三輪「…ふっ(微笑)
変わらないな、小さい頃から(溜息&苦笑)
惚れた当時と、何も変わらない(微笑」
満面の笑みを浮かべる恵土の姿がまぶたに浮かぶ…
恵土「お互い様だ^^
愛してるなんて、めったに言わない秀次がねぇ(にや」
三輪「ムカッ)うるさい」
恵土「くす)^^
じゃあ、私は南東に行ってくる。
多分さ…
最後にはきっと、助けが必要になると思うんだ。
だから…任せたよ^^」
三輪「…ふんっ。
いつも一人で無茶しかしてこなかったくせに(微笑」
恵土「頼りにしてるよ、秀次。
全力を尽くしてくるから。
それと、遊真にも話しておいたんだ。
病院に来てくれって…
余計なお世話かもしれないけどさ…
私にとっても、大事な人だから^^」
三輪「ちっ。勝手に言ってろ」
恵土「なにも舌打ちせんでも;まあいいか)
じゃ、行ってくるよ(微笑&左手を軽く振る」
三輪「死ぬなよ?」
恵土「当たり前だ(微笑)
また笑い合う瞬間まで死ねるかよ(にや」
そうして、時は流れていく…
外へ出るため、屋上へと向かう恵土を見つめる三輪
三輪「…死ぬな!(ぼそ」
その背に、呟かれた想い…
それは
幼き頃より抱く、愛ゆえの想いだった…