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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第14章 大規模侵攻




恵土が屋上へ行く際

三輪「行くのか」

恵土「ああ」


再び出くわした

恵土「もしかしてストーカー?(にや」
三輪「誰がだバカ」

恵土「まあ置いといて。

そんなに心配しないでいいよ(微笑)


村人たちや、近界民たち、三門市民たちの時とは違う。


全部が全部、感じることも違えば

一緒に居て、伴う感情だって異なってくる…」


三輪「?…何が言いたいんだ?」

恵土「…私にとって、ここ(ボーダー)は…

私が、私であることを受け入れてくれた…


唯一の、居場所なんだ…

(玉狛支部や、本部の人たちと笑う場面が思い浮かぶ…)


絶対に、帰って来る。

是が非でも生き残る。


生きて、この場所に

お前たちとの場所に戻ってくる!


それだけは、忘れないでくれ」


三輪「…何言ってやがる。


お前が居てくれたから俺は…

本当に、幸せだと思った。


俺に幸せでいて欲しいと願うなら、帰って来い。


お前は自分のためには、消極的だったよな?


なら、こっちも一つだけ忘れるな。


お前がいないと、俺は幸せだとは思わない!」


その瞬間、ある場面が脳裏に浮かんだ


三輪「姉さん!!姉さんっ!!」

恵土「っ…」

死んだ姉を、必死に揺する三輪と

それを駆け付けた時に見て、涙を浮かべる恵土…



恵土「!」

三輪「姉さんを失ってから…

胸の中で、いつまでも黒い感情がうずいていた!


それでもお前は…

いつもと変わらずに、明るく接してきやがった…


バカげたことを言ったり、からかってきたり…

それごと…愛情で包んで、笑いかけてくれた…


そのおかげで…俺は……(ぽろっ」


ぽとっ

恵土「!…」


三輪「俺は…(ぎゅ)救われてきた!


そんな感情を吹き飛ばして、笑っていられるように…

自分のことは顧みず、俺のためにばかり…(拳震え)


だから…」

三輪/恵土『生きてくれ/生きるよ』


重なる言葉、重なる想い…

それは、遠い過去の日からずっと…

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