第13章 模擬戦
恵土「秀…次…
(やばい、息が苦し過ぎ;(ぐるぐる」
三輪「頼むから…
死ぬな…ぐずっ」
ぽとぽとっ…
胸に押し付けられながらも
その落ちる雫で解っていた…
恵土(…泣いてる…
でも、どういえばいい?
私がいま思いつく言葉といえば…う~ん;
「よちよぉ~ち♪大丈夫でちゅよぉ~(なでなで」
ダメだ;脳天を殴られる;
「あ!泣いてるでしょ!
それよりも先に一つ聴きたい!
涙か鼻水か汗かどれだ!」
「死ね!」
どごぉん!!
あかん…
どれもこれも大まじめで考えてるのに
何でこういう答えばっか!!??;
小さい時、そういう反応して嫌がられるかなぁって試しでやってみたら
喜びながら軽くパコパコ叩いてきたじゃん!満面笑顔で!!;
それだからかな…
何でか、そういう言葉以外思いつかへん!!!;
どうしよう…いや、考えろ;考えるんだ…
相手を木虎だと思って…
って違うだろ!!;
どう思い込んでも無理だろ!!;
それ以前にこんなぺったんこじゃねぇよ!;
ガチガチでもねぇよ!!;
何で私は秀次に対してそういう反応以外返せないんだ!!
っていうよりも、それ以前に…
何だって…真面目に考えて
そういう言葉以外思いつかないんだあああああ!!!!;)
脳内パニック、絶賛大嵐中;
三輪「恵土…
頼むから…ずずっ」
恵土「それ以前に鼻水出てるよね!?;
ハンカチ当てた方がいい!?;
っていうよりお前が大丈夫か!!??;
ってか何でそういう言葉ばっか思い浮かぶんだああ!!!;
とりあえず落ち着け!そして冷静になれ…
今伝えたいことを伝えればいい。
下らない事は全部隅に置いといて…)
…秀次…大丈夫だよ(ぽんぽん」
そう言いながら抱き返し、その肩を優しく叩いた。
泣く子をあやすような母親の手つきで…