第13章 模擬戦
三輪「…ふん。
言われるまでもない。
あいつを倒すのは俺だ。
もう二度と、奪われてたまるか」
白いマフラーを右手で握り締めながら
無くなった姉を思い浮かべる秀次…
恵土「あれ?青いマフラーはつけてないの?
せっかくクリスマスに手編みして作ったのにぃ~(ぶうぶう&頬ずり」
三輪「うざい!!(いらっ」
恵土「赤いマフラーだって
去年に風邪ひかないようにってプレゼントしたじゃん~」
三輪「黙れ!」
恵土「ん?感傷に浸れると思った?
なら大間違いだ。
私の眼が黒い内はさせん!(キラン」
三輪「黙って一人にさせるという選択肢はないのか?」
恵土「皆無だ!(きっぱり)
それよりも楽しい想い出を増やしてみせらぁ(キラン」
三輪「迷惑以外何もない」
恵土「ぐさっ!)うっ;
そうだとしても…
いなくなってから、思い出せば
多少でも楽しみになるよ?(微笑)
長い人生、楽しまなきゃ損損^^♪
小さい時から…そう言われてきたからな(微笑」
三輪「…勝手にやってろ。
後で話がある。三輪隊の部屋に来い」
恵土「…感傷に浸ってるだけじゃ
憎しみにとらわれているだけじゃ…
いつまでも、誰も幸せにはなれないよ…
互いが、いつまでも苦しむだけなんだ…(辛そうな顔」
三輪「…先に行っている。
気が済むまで話してから来い」
過去のことを思い出しながら
ふと、辛そうな顔をして三輪へいう恵土に対し
三輪は、先に部屋へと行くのだった…
恵土「…何か、気の食わないことでもしたかな?」
迅「いつものことだと思うぞ?
からかったりしてたでしょ?」
恵土「あ~。
あれは、秀次が小さい時からのスキンシップだよ^^;
あぁすれば、辛い時でも
それを考えないで済むかなぁって…」
迅「恵土先輩らしいけど
たまには浸らせた方がいいかもよ?」
恵土「うん…
だから、一人にさせる時が多いのかもしれない」
そう言ってから
恵土「ちょっと行ってくるわ。
本当に、今までありがとな(微笑)
出会えて、本当によかった!^^
じゃ、またな~(微笑」
そう言いながら左手を振って去っていった