第13章 模擬戦
そうして…
菊地原「あ~あ(溜息)
だから言ったじゃないですか、耐えられないって(ぶうぶう)
それにグラスホッパーを付与させてから
はじき返す時と同時に発動させて跳ね返したり
シールドを付与して切れ味上げるなんて反則過ぎでしょ。
サイレントブラスターだって
音をするのとしないのを同時に扱って
終いには目に映らないように透過させたものまで混ぜて
そんなこと、誰も考え付きませんよ~?」
唇を尖らせながら不満げに呟きながらも
恵土「少なくとも40秒は耐えたぞ?」
菊地原「耐えれたとしても38秒です。2秒多い。
恵土先輩と1分越えて戦える人なんて見たことありませんよ~?」
なんだかんだ言って実力を認めている菊地原に対し…
恵土「…今まで本当にありがとう(微笑)
出会えてよかったよ^^」
不意に呟かれた言葉…
菊地原「きょとん)…どうしたんですか?急に。
そんな事、滅多に言わないでしょう?
いつもスキンシップしまくりな恵土先輩は」
それに対し、いつもの返しが出た;
恵土「とりあえずお前はその毒舌直せ!;
心まで一刀両断してくるな!;(ぷんぷん」
菊地原「心以外を一刀両断できたことさえないんだからいいでしょ?」
恵土「よくない!;」
そんな中
風間「いい勝負だった」
菊地原「負けたのにですか?」
風間「あそこで食い下がらずに
攻撃をいなす方に戦術を変えたことは正解だ。
だが、相手に合わせてばかりいればいつかはやられる。
また修業だな」
模擬戦を見ていた風間が言いに来た。
菊地原「当たり前ですよ。一回ぐらいは当てないと」
太刀川「それは俺の役目だ!
さあ恵土!次は俺と勝負だ!(キラン」
出水「開口一番がそれですか;」
風間「恵土先輩、その次は俺とやれますか?」
恵土「おう^^b(キラン」
そうして、模擬戦は続いていくのだが…