第38章 祝勝会(悪夢と現実)
店員「警察を呼んだ方が;(あわあわ」
東「あの、本当にすみません;」
レイジ「大丈夫です。移動させますから」
その後、恵土によって三人だけ場所を移動させたように見せた。
本当は一回、外にほっぽり出して殴り合わさせていた。
かくして、警察の呼び出しは避けられたのだった…
そう外へ送った後、その恵土に
(分け合う人たちの中で)最後の人が、声をかけていた…
迅「けーいと!^^♪」
恵土「?どしたの迅?」
迅「ほら、俺の頼んでた冷たいジャガイモスープ
さっき来た所なんだ。飲むか?」
恵土「ぱあ)!(微笑&キラキラ&上目使い)
飲む!^^//(頷」
そうして幸せそうに飲み始めていた。
恵土「迅、ありがとう」
迅「ん?」
恵土「私に、あぁ言ってくれて…
本当に、助かったよ(微笑)
色んな気持ち、吐き出せたから(微笑)
だからさ…ありがとう、迅^^」
口を離してから、嬉しそうに笑って言う恵土に
迅は目を見開いて、少し固まってから言う。
迅「違うんだ」
恵土「?(首傾げ」
それに意図が解らず首を傾げる中…
迅「礼を言うのは、俺の方なんだ」
迅は、真剣な表情で言いだした。
それが、どれだけ真剣か伝えるために
長年の想いを、伝えるために…
迅「俺はあんたから、たくさんのものをもらった
(微笑みながら、サングラスを触る)
希望も、喜びも…
失ったはずの、彩も…
(母を殺された後
予知で見たそれを見て、涙を浮かべていた場面が脳裏に浮かんだ)
だから恵土…
あの時、いっそのことなら一緒に死のうとまで思っていた。
(母親を抱き締めながら、護ろうとしていた。
死ぬかもしれなくても、一緒がよかったって思ったんだ…
言葉にしなきゃ、伝わらないものってあると思う。
それは、思いだったり
感情だったり、色々ある。
でも俺は…
どうして、伝えたいものがある。
(脳裏に浮かぶのは、近界民を切り捨ててから
近界民に立った状態から、真っ先に二人に目を向け
助けを求められた直後、すぐに飛び降りて駆けつける恵土だった))
俺をボーダーに呼んでくれて。
玉狛支部に受け入れてくれて…本当に、ありがとう^^」
それは、心から浮かべた笑みと
長年の積み重ねから思う、『感謝』だった。