第38章 祝勝会(悪夢と現実)
溢れだしては止まらない涙…
長年にわたって溜め込まれていた想いが
一つずつ、少しずつ語ろうと必死になっていた……
恵土「でも…違った。
こんな私がいても
距離も取られなくて、去っていかなかった。
そんな人がいることが、本当に嬉しくってさ……
だから昔っから
一杯、変な方向にはしゃいだりはっちゃけたりしてた。
迷惑だって、本当にそれ以上にかけてきた。
それでも離れていかないから;
なんだかんだ言いながら、私がいること拒絶しないでくれるから;;
嬉しくて、仕方なくって;(ぼろぼろ)
ひっく;
涙が止まらない。
でも、でもさっ……
本当に、離したくないって思ったんだ;;
二度と、あんな風になりたくない。
もう…あんな一人っきりの地獄はうんざりだって;;
あの時…
悪夢を見て、変になった時も
その時、すぐに駆けつけてくれた風間は
否定しないで
あまつさえ拒絶もしないで、態度も変えないでいてくれた;;
変にすがるみたいに泣きついても
受け入れてくれて、本当にありがとう;;
でも、本当に嬉しかったんだ;;
毎日、そんな風に受け入れてくれる人がいたから…
それが本当に嬉しくって
お前たち自身が、本当に掛け替えのない宝物でっ;
何よりも失いたくないものだから;;
それが傷付くのも哀しむのも嫌だって;;;
嫌な思いをさせるのも嫌だって;;;;
変にじゃれ合っても拒絶しないし
否定しても、心では否定してないって伝わってくるし
なんだかんだ言いながら受け入れてくれる!!!;;;
悪の虚像のきくっちーでさえも!;」
菊地原「誰がだコラ(イラ」
小南「っぷw」
恵土「だから……
だからっ…
ひっく;
ありっ;がとう;;
私なんかを受け入れてくれて、本当にありがとう;;
なんかなくて言わなくていいって言ってくれて、本当に…
本当に、ありがとう!;;;;;(涙&震&土下座」
両目を瞑りながら、たくさんの想いを語った。
涙と共に震えながら、声まで震え
鼻声になりながら、声を必死に絞り出しながら
床に膝をつけて、頭を下げていた。
その想いが伝わって欲しいと願いながら…
その想いが、テレパシーとなって
伝えたいと思う人たちに、伝わりながら……