第38章 祝勝会(悪夢と現実)
そんなやり取りの直後
小南「私だって愛してるんだから!!!!・・;(ぼろぼろ」
恵土「え!!?;」
それを聞いて、恵土の後ろから抱き着き
涙をぼろぼろ流しながら、愛を叫ぶ人が現れた。
秀次「俺の方が愛している」
菊地原「僕の方だって」
太刀川「俺だって負けねえぞ!!;」
緑川「俺だって同じー!!」
木虎「私も同じです!;」
次々と涙ながらに抱き締めてくる人たちに対し
風間「周囲の迷惑も考えろ!」
『いや、一番感情移入してたのそっち!!;』
止めようとする風間によるツッコミと
それを受けた人たちからしてのツッコミ返しが炸裂した。
レイジ「まったく(微笑&溜息)
気持ちは解るが落ち着け」
太刀川&小南『無理!』
レイジが溜息交じりに言うも、二人が叫び
恵土「っぷw」
『?』
その直後
その光景に吹き出し、周囲は?を浮かべた。
恵土「あっはっはっはっ^^」
陽介「くっくっくっ^^」
出水「いつも通りだよな^^」
その笑いは、嬉しさと喜びが込められていた。
このような時を過ごせる安心と楽しいという感情
それが、生み出していたのかもしれない。
そんな恵土に対し、歩み寄る人が一人ドアを開けて入ってきた…
迅「…(恵土の正面に立つ)
恵土、言っただろ?
風間さんに見せて、聴かせてもらったよな?
俺の言葉も(536~538ページ)、風間さんの想いも…」
そう言いながら、恵土の正面に立ち
真剣な表情と眼差しで見つめていた。
それに恵土が見つめ返す中、ある言葉が紡がれた。
愛の籠った、想いという名の言葉を…
迅「…俺は…
あんたがいたから、自分らしくいられた(微笑)
母さんをなくしてから
失っていた彩りを、あんたが与えてくれたから…
だから俺は、お前といられるだけで幸せなんだ^^
だから、潰れなくていい。
思いのままにぶつけたっていい。
大丈夫。
それで壊れるような関係じゃないだろ?
あの土手の坂にあった原っぱで
悪夢を見て、居ていいのか解らなくなった俺に
俺の悩みや想いをぶつけても、丸ごと受け止めて
笑いかけながら、帰っていいって言ってくれた。
居場所なら、ここにあるって教えてくれた。
もう一人で背負わなくていい。
仲間なら、ここにいるんだって…(遠い目&涙目」