第2章 引退後
色々あったがなんとか卒業式を終え、もうすぐ下校だ。
ちなみに私はクラスを持たないから、今は職員室にいる。
まだ生徒達は部活できないからつまんねぇなあ。
岸本「やることねぇし、、」
すると、ガラガラと、職員室のドアがあく音がした。
まあ、私には関係ないだろ。
そう思ってたけどガッチリしてる男の子が私に近づいてきた。多分、、3年?
え?、、つかなに?
男の子を見ると、その男の子も私をガン見してた。
岸本「、、、お?」
「あ、!すいません!ほんとにあの岸本選手なのかなって、、はは。やっぱ雰囲気?みたいなのがありますね。」
岸本「え?まじ?、、あ、もしかして、、違うんだよ!睨んでないよ!元々こうなの、気にしないで、、」
「あ、いえいえ。」
やっちまったよー、、生徒に勘違いされたら人生終わりだよ、、
岸本「、、おほほ、あ、つかどーしたの?なんか用があったんだよね」
「はい!バレー部主将の澤村大地と言います!今日は挨拶と入部届けを、、」
岸本「あらそう!そういうこと!わざわざありがと!これからよろしくね!」
澤村「はい!」
うむ、いい声だ、、。
なんか、主将って感じするぅ、、!
澤村「、、き、岸本選手?」
岸本「、、んんん?つか岸本選手って言わないでよwふつーに呼んで!」
澤村「じゃあ、、監督?」
はう!!か、かかか監督!いただきました監督!
心にしみわたるいい響きだっ!
岸本「むふふ。まあ、これからよろしく!ちなみに明日から部活始まるから。まだ1年生は仮入部だけど。まあ、とにかく!明日2、3年の実力みせてもらうから、、期待してるね?」
挑発的に笑い、軽く威圧感をだす。あくまでちょっとした挑発だからね?威圧感つっても本気のやつじゃないからね?
すると、びっくりしたような表情を見せる大地君。
でも、すぐに表情を戻しこう言った。
澤村「もちろんです。」
とても重みのある一言だった。
不安ではなく、逆にちょっとした興奮が感じられる。
へぇ。流石主将かな?肝が座ってる。
岸本「ふふ。楽しみにしてるわ。」
澤村「はい!じゃあ、、そろそろ、」
岸本「あ、そっか!じゃあまた明日!気をつけてね」
澤村「失礼しました!」
礼儀正しい子だ。
つか入部届け少なっ!