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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第16章 審神者の帰還


VIPという巨大匿名掲示板の重民は、こぞって一般人のことを『IP』と呼び、毛嫌いする。
そして、ゲームによっては大人しくする。
でも、基本的には、レイプや殺人が大好きなキチガイ集団さ。
本物の悪魔って言うのは、ああいう奴らのことを言うんだろうね。

まぁ、そうじゃない連中も居るし、話せばわかってくれる人も居るけど。

「倒したりしても、どうにもならないだろ?」
「じゃあ、どうすればいいのさ! どう足掻いても、突破できるレベルには足りないよ!?」
「――一応、そういう場合の時用にミカエルの力の源である天珠の宝玉をルシファーが保管してる。それを、ミカエルに持っていくことで仲間になるという天使特有の隠れシナリオはあるよ」

でもさ、それができるのってやっぱりレベル必要じゃん?

「おいおい、レベルが足りないって言ってる横で……」
「チュートリアル中の悪魔なら、難なく可能だよ。でも、持ちだす前に捕まえられる場合がある」
「それ、無理じゃない?」
「何やら、難しいゲームですな」

真剣に一期さんが聞いてる。
僕の膝に乗ってる五虎ちゃんは、泣きそうな顔で僕にしがみついてる。
で、そんな中興味津々で聞いてる刀剣が一人。
同田貫だ。

「そいつ、強いのか?」
「レベルを上げなきゃかなわないよ。上げてる間に、状況はもっと酷くなるし……」
「とりあえず、その宝玉とやらを持ってくりゃいいんだろ?」
「簡単に言うねぇ、同田貫」
「うし、俺がその宝玉を取ってきてやるよ」
「捜索する時間なんて、ないよ?」
「――そうでしょうね。いざ、という時のため、私も同行しましょう」
「いや、チュートリアルマップの地図がある。この地図を見て手早く持ってくれば、どうにかなるはずだよ」
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