第16章 審神者の帰還
まぁ、なっちゃったものはしょうが無い。
というわけで、この前の試験を始めることに。
この試験をクリアすれば、装備がもらえるんだ。
種族が変わったせいか、鶴丸の攻撃一発で倒れてしまった。
――これは、凄いな。
「おぉ、驚いたな!」
「随分強くなってるね? 羨ましいなぁ」
「これは、なかなか楽しいな!」
ははっと鶴丸は笑うと、御機嫌そうに報告しに行く。
ずっと空を飛んでる所を見ると、どうやら淫魔も飛ぶことは得意らしい。
「さっさと行くぞ」
倶利伽羅もずっと飛んでるし、どうやら空を飛ぶことが苦手、という設定はなくなったのかもね。
「いいなぁ。僕も、空を飛べる種族にすればよかったよ」
「皆、気持ちよさそうに飛んでますね」
「あー、人魚もなかなか楽しそうだよ?」
「自由に水を泳ぎ回れるのは、さぞかし楽しいでしょうね」
なんだか、結構エロ要素がなくてもやっていけそうなゲームだ。
むしろ、なくていいよ。