第16章 審神者の帰還
僕らは、装備を受け取るとさっさと着替えも終わらせた。
そして、現在は城の門前。
当然、僕らの貸し切りなので誰もいない。
「よし、いくぜ!!」
「鶴丸、張り切るのはいいけど、魔力回復の方法わかってんだよね……?」
「あぁ、そりゃあもちろん」
「わかってるなら、じゃんじゃん使わずに、魔力節約してよ!」
「えぇ?」
異性の体液を飲むって、なんか変な設定つけて。
強制的にヤんなきゃいけないじゃん。
早くMP回復薬作らないと。
「む。弾が無いと攻撃できない……?」
「あぁ、すぐ弾を作るから、待っててね」
そうそう、長谷部はアーチャーからスナイパーに変わった。
そのせいで、弾も頻繁に作らなきゃね。
「なぁ、セレナ。ずっと使わないって、無理じゃないか?」
「ま、まぁそうだけどさー」
「別に、セレナちゃんが相手をしなくてもいいんだ。他の女性を探せばいいよ」
「――それもそっか!」
誰か、パーティーに他の女の人を入れればいいのか!
あー、でも揉め事になりそうだなぁ。