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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第16章 審神者の帰還


羽の掃除が終わった頃には、結構抜けてる羽があった。
ハゲないか、気になってくる……。
でもまぁ、また生えてくるし大丈夫だよね?

そして、水浴びが終わった僕は羽を大きく広げて乾かした。
一気にバサバサを動かす時、とっても気持ちいい。
あ、そうそう。
羽は水を弾くらしく、広げても全然重くなかったよ。

それで、身支度を整えて、さっきの噴水広場に戻る。
そこには、狼ビーストのみっちゃんとエルフの長谷部が立ってた。

「おーい、二人ともー」
「姫鶴様、先程ついたところです」
「そうなんだ。後の二人は?」
「まだきてないよ」

鶴丸ねぇ、どうなったのやら。
そんなことを思ってると、遠くから羽音が聞こえる。
――そういえば、悪魔も飛べるんだっけ?
そっちのほうを向くと、なんと……、そこには赤い角を生やし、コウモリの羽をつけた鶴丸……。
そ、その姿って……。

「い、淫魔にしたの!?」
「あぁ、似合ってるか?」
「ばっか、何やってんの……!!」
「淫魔と天使は一番仲が悪い種族なはず。何を考えておいでで?」
「まぁそう怒るな。こういう驚きも、なかなかオツなものだろう?」

鶴丸、アンタねぇ……。
あ、そうそう。
後ろからは黒い羽の倶利伽羅。
どうやら、悪魔は天使が堕落した存在というキリスト教の設定を使ったらしいな。
でもまぁ、エッチしても堕落しないからありがたい。
はぁ、先が思いやられる。
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