第16章 審神者の帰還

僕は、ベルちゃん（仮名）から下界に行く時の注意点を聞いてる。

「下界にはね、恐ろしい魔族が居るの。吸血鬼のように、ただ血を欲しがる魔族はまだいいわ。淫魔には、十分気をつけてね?」
「はい、わかりました」
「女の天使にとって、純潔というものはかけがえのない宝なのよ」
「はい、絶対不埒な真似はしません」

でもね、ベルちゃん（仮名）。
君のお偉方は、そんなこと考えちゃいないよ。
天使♀の設定、どう見てもエロゲになりがちな設定だしさぁ。

「――それと、魔族に天族の住処を教えてはいけないわよ?」
「へっ、ここまで飛べるんですか?」
「修行を積んだ淫魔なら、可能よ。だから、淫魔と仲良くなっても、絶対この場所だけは教えないでね?」
「は、はい……」

何か、フラグが立った気がする。
これ絶対、このお姉さん襲われるフラグだよ。
だって、DMMとかにこういうお姉さんのレイプオンラインゲームとかあるし……。
絶対、このベルちゃん（仮名）DMMのエロゲで脱がされてるタイプだ。

淫魔を選びそうな人は、大体余程の理由がない限りこういう清楚系が大好物だし。