【暗殺教室】オープニング撮影、アフレコ撮影でのE組
第1章 青春サツバツ論
殺せんせー「うぅ…次からは放課後にやります…」
疲れきった顔でトボトボと歩く。
磯貝「…だ、大丈夫ですか?」
茅野「随分遊ばれてたみたいだけど…汗」
赤羽「いいのいいの、そんで何から始めるの?殺せんせー」
そう言って意外とノリノリなカルマくん。
殺せんせー「まずは発声練習からです!いきなり歌って喉を痛めてしまっては元も子もない」
そう言うと教卓の前に立ち、みんなに並ぶように指示をした。
潮田「発声練習って具体的には何をするんだろ…僕こういうの分かんないなぁ…」
磯貝「腹式呼吸とかロングト―ンとかいうやつだろ?」
殺せんせー「その通りです、磯貝くん。さぁ皆さん、やってみましょう!」
発声練習は正直何がなんだかよく分からなかった。
でも、なんとなく喉が鍛えられた気がした。
茅野「っふ~…意外と疲れる~…」
潮田「普段こんなことしないもんね」
僕も茅野も呼吸が少し乱れていた。
殺せんせー「しかし、呼吸は暗殺にも役立ちます。ぜひ家でもやってみてください」
赤羽「それで?次はなにすんの?」
前原「機材とか全然ねーみたいだけど…」
殺せんせー「その辺は抜かりありません」
そう言うとマッハでどこかへ行き、また帰ってきたころにはたくさんの機材を持っていた。
茅野「うわぁ!本格的~!」
潮田「殺せんせー気合い入れ過ぎ…」
殺せんせー「ヌルフフフ、皆さんが歌ってくれるのです。このぐらいはしますよ」
磯貝「…それじゃあさっそく歌ってみますか?」
磯貝くんはこの機材の量に少しビビっているようだったが、歌おうという気力は見られる。
殺せんせー「はい、ではまずアカペラで歌えるようになりましょう。用意はいいですか?」
前原「おう、いつでもいいぜ!」
殺せんせー「では行きます」
そう言ってラジカセのボタンをピッと押した。
『デーンデーンデーン』
5人「せーいしゅーんサツバツろーん!」
みんな意外と練習していたらしく、全員の声が聞こえる。
カルマくんも歌詞など、間違えずに綺麗に歌っていた。
(意外だな…カルマくん、真面目にやらなさそうなのに…)
そうして1度全部通して歌いきった。