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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第16章 赤い夫との甘い夜



それはあまりにも衝撃だった。

まだ働きたい。まだ若いからもう少し後でも大丈夫だ。そう思っていた。今までセックスをする時は付けていたし、そういう会話もした事が無かった。ただ、今日秘書さんに言われたことが頭の中をぐるぐると回っていたのも事実だ。

「美桜は欲しくないのかい?」

『……わ、私は』

「はっきり言って。絶対に誤魔化すな。俺は美桜の本心を聞きたい」

もう、そんな事を言われたら言うしかない。頭の中で全然まとまってないが、もう良い。

私は少し息を吸って吐いて、征十郎の目を見た。

『私は怖い。子どもは好きやし、征十郎との子どもの事は少しは考えたことがある。でも、この仕事は楽しいし色々な国へも行けるから産休とかで休みたくないのも思ってるねんな。それに…………』

「それに?」

『昼間に私、お義父さんの秘書さんに耳打ちされてたやろ?あれはな、秘書さんが教えてくれはったんやけど、お義父さんが孫をみたいって最近言ってはるらしいねんな。それ聞いて今日その事が頭の中でぐるぐる回ってて考えはいてたけどまさか征十郎も思ってたとは思ってへんくて…………』
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