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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第16章 赤い夫との甘い夜



征十郎が私をゆっくりとベッドへと下ろしてくれた。

『ありがとう』

征十郎は少し微笑むと私の腰あたりで跨いで上半身裸になった。

バサッ

征十郎はそれを隣のベッドへと投げた。

「脱がすよ」

征十郎はそれだけ言うとまた深い深いキスを繰り返した。上着、ズボン、下着と順番に脱がされていく。もちろん私には「抵抗」という言葉は頭の中になく、ただただされるがままになっていた。

私と征十郎の水音が部屋に響く。

『んっんっ……んんっふっ…………』

私はもうそろそろ息が苦しくなってきたので征十郎の肩を叩く。

征十郎はそれに気づいてゆっくりと離れていった。

『ぷはぁ!はぁっ……はっ…』

「過去最長かな?」

征十郎はしれっと言った。

『いや…知らんって………』

「結構必死についてきてたね」

『目開けてたのか…………』

「さすがにずっとじゃないよ。美桜の赤い頬とか真剣に舌を動かしてる顔を見ただけだよ」

『結構がっつり見てる…』

「まあ、その話は置いておこうか」

征十郎は鼻と鼻とが触れそうなぐらい顔を近づけた。
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