第16章 赤い夫との甘い夜
「外のホテルだと問題ないだろう?」
『そうだけど………。メイドさん達にはどう言うの?』
「そうだな……」
征十郎は顎に手をあてて考えた。
「美桜がカジノをしたいらしいから行ってくる。だから明日の朝には帰ってくる。はどうだい?」
『それだと絶対を車出すって言うよな……』
「それも美桜が外歩きたいって言ってると言うよ」
『じゃあそれでお願いします…………』
「ああ。じゃあ言ってくるから待ってて」
征十郎は手早く着替えて、私のおでこにチュッとキスすると出て行った。
『よし。着替えよ』
私は着替えて征十郎を待つことにした。
そしてしばらくすると征十郎が帰ってきた。とても心配されたが英語も話せるし、この辺の事なら征十郎が知っているので許可がおりた。との事だった。
「よし、じゃあ行こうか」
征十郎は私の前た手を差し出した。
『うん』
私は征十郎の手を取って、ベッドから立ち上がった。