第5章 スマホアプリ
と、言う事で。
私は今現在みんなにLINKとやらを教えて貰っていた。メルアドと携帯番号はもう交換し合った。
・・・いや違うか。
主に四ノ宮くんと神宮寺くん以外に教えて貰っていた。
四ノ宮くんは機械音痴、神宮寺くんはあんまり近づきすぎるとスキンシップが怪(妖)しいからとのこと。
「・・・で、メルアドを登録したからあとは名前と誕生日を入力するんだよ」
『名前・・・本名?』
「ああ、それは別に本名じゃなくてもいいぜ。
本名で登録してる人も居るし、アカウント名を適当なのにしてる人多いしな」
「ちなみに僕のアカウント名は“なっちゃん@ピヨちゃん”ですよ♪」
「ぴったりよね、四ノ宮さんのアカ名って・・・」
『へー・・・他のみんなもアカ名変えてるの?』
「アイドルになったら色々とあるから、ってアカウント名は本名じゃないんです」
『・・・ふーん、じゃああれにしよ』
画面のキーボードをタップして、アカウント名を設定する。
登録━(゚∀゚)━完了!!と表示される。
「レディのアカウント名は・・・・・・Gray∞Note、?」
『うん』
「えーと、確か・・・ノートって本だよね?」
『んや、ノートじゃなくてノウト。音符って意味。
私の髪ってネズミ色じゃん。珍しい髪色だからgray。で、音符好きだからnote。
真ん中の∞は・・・ノリ?』
「ノリって・・・まあ、これで繋がれたわね。
LINKのタイムラインとかだと些細な事からなんでも呟けるし、複数の人が集まってグループトークって言うのをやっててそこでも色々喋ったりしてるわよ」
「他にも一対一のトークが可能だ。個人トークでは互いに通話が出来る」
「それから、ほとんどのトークで音声を送信できるんですよ。
一番多いのは、歌を送信してます。ここに居るみんなも、時々歌を送信してるんですよ〜」
『へえー、意外と便利なんだね。
・・・うん、使い方解んなかったらもっ回聞くね?』
割とわかりやすく説明してくれたお陰で大体解った。
そんなこんなで、電話帳の一覧が一気に増えたとさ。
・・・ちなみに数日後、どんな情報網なのか知らないけど先生達ともLINKで繋がってた。