第7章 ♡Story３１♡　危機感

それからしばらくが経ち...



「お待たせしました、カスタードパイとホットケーキ、そしていちごパイです！
.....あれ？本郷さんと桜庭さんは？」



お盆を持った百合が注文したものを持ってきた。



「あっち。」



廉は二人がいるところ指差す。



「また立花さんのところに？(苦笑)」



百合は苦笑いしながら視線を送った。



「団司君も大変だよね(笑)」



「あ、北山先生......いたんだ。」←



「酷いなぁ......これで二回目じゃん！さっきからずっといましたよ(笑)」



「へー、そうですか。(棒)」



「棒読みかよ......」
(どういう関係か知らねぇけど誰だこのチビ？←
先生ってことはまた元担任的な？)



「ありがとう百合ちゃん。廉、北山さんは藤ヶ谷さんの同僚の人だよ。」



廉の心の声を悟ったかのように、お礼を言った後簡単に紹介した。



「へぇ......ってなんで俺の心の声がわかった！？」



「顔に書いてあったから。」←



「......。」
(俺ってそんなにわかりやすいのかよ......)



「......(苦笑)
じゃあ私はこr..「百合～！」......美香ちゃん！どうしたの？」



「百合朝から働き詰めでしょ？だから休憩入っていいよ！」



「えぇ？でも......私まだまだ働けr...「いいのいいの！」



「百合はただでさえ忙しいんだから！
身体壊すとまずいでしょ？だから１時間......いや！
今日１日中休んで！」←



「１日って......(汗)」



「とーにかく！休憩は絶対です！」



「美香ちゃぁん......(汗)」



百合は困り顔で太輔に視線を送った。



「百合、少しでもいいから休んでこいよ。
お前さっきからずっと働き詰めだぞ？また身体壊したらどうするつもりだよ......」



「太輔......」



「ほらほら彼s...じゃなくて藤ヶ谷先生もこうおっしゃってんだから休んできな！」



美香は一瞬『彼氏』と言いそうになったがすぐ言い直し、



百合の背中をグイグイ押していく。



「っちょ、美香ちゃん！」