藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第7章 ♡Story31♡ 危機感
廉side
ジィィ...
「......。」
「廉さん、どうしたんですか?」
「別に......柊にそっくりだなぁって見てただけ。」
「確かに......見れば見るほどそっくりですよね(苦笑)」
「......。」
(あのネックレス、どっかで見たことあんだよな......)
廉はじっとネックレスを見る......
「じぃぃ......」
「......っ何か用かな(苦笑)」
(なんかすげぇ見られてんだけど......(汗))
隣のテーブルに座る廉の視線が気になった太輔は苦笑いしながら言う。
「別になんでも......」
「そ、そう......(苦笑)」
(なら何であんなに見てくるんだろ......(汗))
「藤ヶ谷先生、どうしたんですか?」
「何でもないですよ横尾先生(苦笑)」
(はぁ、まだ見てくる......一体何なんだよ(汗))
「廉、さっきから何見てるんだ?注文、決まったのか?」
「ぁ、あぁ......俺はカスタードパイ......」
「勇気と美男は?」
「「イチゴパイでっ♫」」
「他には?」
「大丈夫ですよ!柊さんは何頼むんですか?」
「俺はホットケーキにするよ。廉もほかに注文は?」
「大丈夫だ、注文決まったらなら早く呼ぼうぜ?
腹減ったし......」
「さっきじゃがバター二つも食っただろ......」
「るっせぇ!......ぁ、おい餓鬼!」
「はい?ご注文はお決まりですか?」
(桂木さんっていつも私のこと餓鬼餓鬼言うなぁ......)
廉がたまたま近くにいた百合に声をかける。
「カスタードパイ1つとホットケーキ1つとオレンジパイ2つ......」
「「イチゴパイですっ!(怒)」」
注文を言い間違いした廉に怒鳴る勇気と美男。
「あぁわりぃ......オレンジじゃなくていちごが2つだ。
つーかそんなに怒んなよ......」
(食べ物の恨みってこえぇわ......)←